照明を引越しの際に荷物として新居に運ぶ場合、梱包などに注意が必要な荷物です。
照明は外す事があまり無いので、いざ引越しとなるとどうしたらいいのか困る事もあると思います。
そこで今回は照明を引越しの荷物として運ぶ際の梱包方法や注意点などを紹介して参ります。
この記事の内容
照明器具は厳重に梱包する
照明器具は、電球や蛍光灯はもちろん、器具自体もプラスチックなど割れ物であることが多いです。
そのため、厳重な梱包が必須です。
具体的には、照明器具から電球を取り外し、それぞれエアキャップ(プチプチ)などでしっかりくるみましょう。
そして、緩衝材を敷いたダンボールに入れ、隙間にも緩衝材を詰め、上部にも緩衝材を置いてからふたを閉めます。
照明を入れたダンボールには、目立つように「割れ物(照明)」と記入しておきましょう。
照明器具の外し方
照明器具は、通常はずす機会がありません。
そのため、引越しの際に外し方がわからず困る人もいるようです。しかし、照明器具のはずし方は、ほぼ共通しています。
ペンダントタイプ
天井から吊り下げる形になっているライトは、天井部分に接触しているカバーを外し、配線を抜くだけです。
カバーはたいてい下に引くだけで外れますし、配線はネジのようにひねることで外せます。
シーリングタイプ
天井に密着しているタイプの照明は、まずカバーをまわして外します。
その後、配線を抜き、天井に止めてあるアダプタを取り外します。アダプタを外す際には、ドライバーが必要になるものが多いです。
シーリングタイプの照明の場合は、引越し業者の作業員が外してくれるので、当日までそのままで問題無い事があります。
シャンデリアは自分では外さない
照明器具の中でも、シャンデリアはかなりの重量物です。また、取り扱いにも注意が必要なので、自身で取り外すのではなく業者に委託しましょう。
同様に、高所に取り付けられている照明器具も業者に任せたほうが無難です。
照明器具の取り付け方
照明器具は、基本的には配線を差し込むだけで使用できます。
しかし、シーリングライトを新しく取り付ける場合などは、天井に部品を取り付けなくてはならないケースもあるでしょう。
自信がなければ、照明の取り付けも引越し業者にお願いしておいたほうが無難です。
照明器具は撤去しなくてはならない
引越しの際、照明器具の取り外しを忘れる人も多いのですが、逆に、不要になるのでおいていきたいと考える人もいるでしょう。
しかし、原則として、照明をおいていくことはできません。
新居で不要になるのなら、おいていくのではなく、責任をもって廃棄しましょう。
退去の際には原状回復の義務がある
原状回復とは、壁紙の汚れなど、通常の生活を送る上で避けられない部分を除き、借りたときと同じ状態の部屋に戻すということ。
つまり、借りたときに部屋に照明がなかったのなら、ない状態にしなくてはならないのです。
なぜなら、照明をおいておくと、次の入居者にとってそれは部屋の付属物になるから。入居した時点で部屋に取り付けられていた照明の点検や補償を、大家や管理会社がしなくてはならなくなるのです。
とはいえ、中には大家や管理会社がおいていくことを認めてくれる場合もあるので、引越しにともなって照明が不要になるのなら、念のために確認してみるのもいいでしょう。あくまでも、無断でおいていくことのないよう注意が必要です。
天井に穴を開けた場合は敷金が減ることも
シーリングタイプの照明を取り付ける際は、天井に穴を開けなくてはならない場合があります。
これについて、退去後に補修が必要となった場合、修理費を請求されたり、敷金が減ったりすることもあります。
この点についても、退去時の点検のときにきちんと確認しておきましょう。
照明の処分は引越し業者に頼むと手間がかかならない
引越しの際に出る不用品に言える事なのですが、不用品の処分は引越し業者に回収を依頼すると手間がかからず処分ができます。
旧居の照明を使わないようであれば、基本的には有料の事が多いですが、引越し業者に処分の依頼をすると引越しと一緒に処分が行えるので、手間がかからず楽に処分ができます。
しかし処分費によっては、別で照明を処分した方が費用をかけずに処分出来ることがあります。
実際にあった照明の引越しトラブル
引越しでは照明による引越しのトラブルが発生する事があります。
まとめ
照明はそれほど大きなものでも、重いものでもありません。
しかし、引越しの際に忘れやすいこと、運搬時に壊れやすいものであることに注意して、しっかりと梱包するようにしましょう。