夫婦や単身での引越しと違い、子供がいると簡単に引越しができません。
仕事の都合や、やむを得ない事情がない限り、子供や母親に負担がかからない時期を選ぶことがポイントです。
今回は子供がいるご家庭の、引越しの注意点、オススメ時期をご紹介します。
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小さい子供連れでの引越しは意外と大変
子供が「0歳〜2歳」の頃の引越しは、時期として適しているといえません。
引越しで環境が変わることに、赤ちゃんが慣れず、泣きやすくなる事があります。
お母さんのストレスや感情を受け、精神状態が不安定になる子もいるほどです。
小さく体力が少ないため、風邪や熱をだす赤ちゃんもいます。
また、赤ちゃんと同じく、お母さんにも負担がかかります。
毎日の家事に加えて梱包や荷造り、引っ越し先での手続きなど、育児をしながら進めなければいけません。
特に、赤ちゃんが小さいうちは授乳間隔も短く、睡眠不足になりがちです。
体力が消耗し、体への負担も大きくなります。
「引越しくらい大丈夫」と、軽い考えで進めると、産後に倒れたり、パニック障害を起こしてしまう人もいるほどです。
どうしても引越し時期がずらせない場合は、手続きはお父さんが進めるようにした方が、家族への負担も少なく済みます。
(1)児童手当の受給手続き
(2)保育園、幼稚園、学校の転園、転校届など
役所での手続中、子供が小さいと静かにしてくれない事もあるので、おもちゃや、おやつで乗り切りましょう。
子供に負担がかからない引越しに適した時期は?
小学校の入学前が、引越しに適した時期とよくいいます。
学校は子供にとって小さな社会生活を送る大切な場所です。
小学校に入学してからの転校は、子供にとっても負担が大きく、友達と別れて一から新しい環境で友達を作るのは、子供にとってとても大変です。
「友達との別れ」と「新しい環境への不安」が重なり、精神的にも大きなダメージになる事があります。
幼少期は、性格や人格を形成するため、生活環境はとても大切です。
子供が小学校に入学してからの引越しはなるべく避けた方がいいでしょう。
引越しでの転校、子供の学業面で気をつけるべきこと
小学校入学後の引越しでは、学業面でも気をつけなければいけません。
学校が変わることで、授業で使う教科書が変わる事があります。
国語の教科書を例にあげると、出版社によって、同じ学年でも習う漢字が違います。
転校先の学校では履修済みの漢字でも、まだ習っていないなど、勉強の遅れや、重複して同じ漢字を習う事もでてきます。
授業に追いつこうと、子供の負担も増えてしまいます。
もし教科書が変わった場合、学校での補習や、家庭内で通信教育など、子供へのフォローが必要になります。
まとめ
子供がいる家庭の引越しは、気をつける点がたくさんあります。
子供の年齢によって、精神的負担、学業的負担がでてくるので、フォローしてあげることが大切です。
特に小さい赤ちゃんや、出産後、日が浅いと、お母さんの体への負担も大きく、引越しに適した時期とはいえません。
家族全員にとって、精神的にも身体的にも負担の少ない引越しをしましょう。