引っ越し当日は、荷物をトラックに積み、新居へ運び入れてもらいます。
単純な積み下ろし作業ですが、ごくまれに荷物が紛失してしまうケースがあります。
大切な荷物が紛失しないよう対処方法をご紹介します。
その(1)自分の荷物を紛失させないためにやっておくべきこと
荷物が紛失する原因は、一度積んだ荷物を積み直すときに積み忘れることがほとんどです。
また、荷物を積んでいる途中に、第三者が荷物を盗難にあうケースもあります。
どのようなケースでも、紛失したらすぐにわかるようにしておくことが大切です。
一般的に、引っ越しの荷造りをする際、段ボールに「食器」「本」「洋服」など、中身を書く人が多いと思います。
しかし、これでは自分で中身を把握できると同時に、他の人にも中身を把握されてしまいます。
貴重品類が入っていると周囲にわかるようですと、盗難の被害にあってしまう事も考えられます。
盗難防止のためにも、箱に番号を書くのがオススメです。
「1、2、3、4、…」と大きく全面に書いているだけなら、他の人からみても中身がわかりません。
そして、自分の手元には「1番の箱の中身は本と鞄と鏡」のように、メモを作りリスト化することで、中身も把握できます。
また、全ての箱に番号を書いておくことで、新居に運び込んだに全ての荷物が揃っているか確認できます。
もし全ての荷物が確認できなければ「荷物の受け取りを確認しました」とうサインをしてはいけません。
その(2)カラーのガムテープで仕分け
この方法は、たくさんある箱の外側に、カテゴリごとに色の違うテープを貼るという方法です。
衣類は「緑」、電子機器は「赤」、台所用品は「青」というように、段ボール箱にカラーのガムテープを貼っておくことで、外側に名前を書かなくても中身を把握することができます。
テープの色で分けた箱にも、それぞれ通し番号をふっておけば、より盗難や紛失の予防にもなります。
その(3)業者から支給された段ボールを使う
引っ越し業者に連絡をすると、荷造り用の段ボールを配布してくれます。
足りなくなったら買い足すことも可能です。
引っ越し業者のダンボールには、引っ越し業者の名前が印字されており、一目で自分の引っ越しの荷物ということがわかります。
しかし、引っ越し業者の名前が印字されていないダンボールだと、第三者による盗難や、他のダンボールに紛れ込みやすくなってしまいます。
配布されたダンボール以外に荷物を入れる場合、ダンボールに引っ越し業者の名前を見やすく書いておきましょう。
側面全てに書く必要はありませんが、最低でも対面の側面には書いておくべきです。
自分のダンボールとわかるように、こちらもカラーのガムテープを貼ったり、通し番号を記入しておくことをオススメします。
まとめ
引っ越しでの荷物の紛失・盗難はまずありませんが、2015年では2,525件の引っ越しに関する相談が国民生活センターに寄せられています。
この件数の中には、引っ越しによる荷物の紛失や盗難についての相談も含まれています。
かといって引っ越し業者を信用しない、疑うのも失礼です。
「自分の荷物は自分で守る」という意識は少なからず必要です。
現在引っ越しをお考えの方は、荷物のまとめ方や、箱を工夫して紛失・盗難に合わないようにしましょう。