お見積もりはこちらからどうぞ

なぜ引越しにはプロの養生が必要なのか?  養生を行うべき3つの理由と養生の基本。

養生は気持ちよく引越しするための重要なポイントの一つ

もしあなたが引越し費用を節約したいと考えているのであれば、自分で荷物を梱包したり、運ぶことはできますが、養生はプロに任せましょう。

なぜなら、養生とは引越業者が専用の資材を使ってエントランスやエレベーター、部屋の壁紙等を保護する作業だからです。なので、養生を行わないと、せっかくの新居に傷や汚れがついて、新生活が台無しになってしまいます。そうならないためにも、養生は引越業者にしっかりと行ってもらいましょう。

この記事では、なぜプロの養生が必要なのか、養生を行うべき3つの理由と養生の基本について説明します。養生を正しく理解しておくことで、余計なお金のトラブルや隣人トラブルも避けられるようになります。

気持ちよく新生活を始めるためにも、この記事をぜひお役立てください。

引越しの「養生」とは?

「養生」とは、荷物の運び出しや運び入れの前に、傷のつきやすい箇所を専用の保護資材で覆い、荷物が当たったり、こすれたりしても傷や汚れがつかないようにすること

「養生」とは、荷物の運び出しや運び入れの前に、傷のつきやすい箇所を専用の保護資材で覆い、荷物が当たったり、こすれたりしても傷や汚れがつかないようにすること

「養生」とは、荷物の運び出しや運び入れの前に、住居で傷のつきやすい箇所を専用の保護資材で覆い、荷物が当たったり、こすれたりしても傷や汚れがつかないようにすることです。

ちなみに、「梱包」とは荷物を保護資材で覆い、傷や汚れがつかないようにすることをいいます。

どちらも保護資材を使って傷や汚れを防ぐのは同じですが、

養生・・・壁や床などの動かないものが対象

梱包・・・荷物などの動かすものが対象

となり、保護する対象が異なります。

両者の違いを知っておかないと、引越し業者の作業説明もあいまいに理解してしまいます。そんなときほど必要な作業が行われずに「部屋や荷物が傷ついた!」なんてトラブルに発展することも。

「養生」も「梱包」も引越しではよく使われる言葉なので正しく使い分けるようにしましょう。

引越しで養生を行うべき3つの理由

なぜ引越しのときに養生するのか?

なぜ引越しするときに養生を行うのか?

引越するときには養生が大事だと多くの人は知っています。でも、なぜ養生を行うべきなのでしょうか?

その理由は3つあります。

  1. 余計な原状回復・修繕費用をかけないため
  2. 賃貸借契約で「養生」の義務がある
  3. 隣人トラブルを避ける引越しのマナーとして

だから養生は「大事」である以上に「必要」なのです。

では、もう少し詳しく見ていきましょう。

余計な原状回復・修繕費用をかけないため

一般的に、賃貸物件では退去時に原状回復することが賃貸借契約で定められています。部屋を明け渡すときには生活中についた傷や汚れだけでなく、引越し(入退去)するときの傷や汚れなどもすべて借主の責任で元(入居前)に状態に戻す必要があります。

そこで重要になってくるのが入退去時の養生です。

なぜなら、もっとも住居に傷や汚れのつきやすいタイミングが入退去時だからです。

普段生活しているときよりも引越しするときのほうが多くの荷物が動きますよね? ハブラシやシャンプーといった日用品からベッドやタンス、冷蔵庫や洗濯機などの大きな荷物までどんどん動かしていきます。そのときにこすったり、ぶつけたりして傷や汚れがつきやすいのです。

当然、大きな傷や汚れが増えれば原状回復や修繕の費用も余計にかかるようになります。

できるだけ余計な出費を増やさないためにも引越しするときはしっかりと養生しておきたいですよね。

賃貸借契約で「養生」の義務がある

養生義務が賃貸借契約書で定められている場合もある

養生義務が賃貸借契約書で定められている場合もある

最近では、引越しのときに共有部分の養生を義務づける賃貸契約が増えてきました。

今までの「原状回復」に加えて「養生」も、です。それも都内のタワーマンションや新築マンションなどで厳しく養生を求められる傾向があるようです。

エントランスやエレベーターなど共有部分の損傷は修繕費用も高額になったり、現状回復に時間がかかることも多いのでほかの居住者からも不満の声が上がりがちです。

だから「傷をつけたら修繕してもらおう」とするよりも「傷をつけないように予防してもらおう」となってきたのですね。

隣人トラブルを避ける引越しのマナーとして

マンションなどの集合住宅では引越しのマナーが近隣とのお付き合いに影響する

マンションなどの集合住宅では引越しのマナーが近隣とのお付き合いに影響する

「どんな人が引っ越してくるんだろう?」

誰だって知らない人が近くに引っ越してくるとなったら気になりますよね。逆の立場であれば、隣近所はあなたに興味津々なはずです。

そこで気をつけたいのが引越しのマナーです。

例えば、引っ越す先がマンションであれば、養生もしないで大型家具をエレベーターに載せたり、荷物満載の台車でガラガラと共用廊下を走らせたりするのはあなたのイメージを悪くする原因になります。実際に作業しているのは引越し業者だとしてもあなたが依頼主です。

「引越し業者は養生もしないで非常識だけど、引越してくる人はきっといい人に違いない」

そんなふうに引越し業者とあなたの人間性を切り離して考えてくれる人はいないでしょう。

引越しのマナーとして、きちんと養生して、それを周囲に示すことがご近所への気配りであり、隣人トラブルを避ける方法です。傷、汚れ、騒音の問題など、できるだけ周りの迷惑にならないよう、十分に配慮するようにしましょう。

行うべき養生の範囲は?

一戸建ての養生

引越し業者が行う基本な養生では入退去する部屋から運搬トラックまでの動線を保護します。

ダンボールに入った荷物しか運び入れないような部屋への養生は行わないのが一般的ですが、床面にマットを敷いてからダンボールを置いて床が傷つかないように配慮してくれる業者に依頼するようにしましょう。フローリングでも畳でも、ダンボールを引きずるとけっこう傷つきますので。

マンションの場合

マンションやアパートなど集合住宅の場合、エントランス、エレベーター、共用廊下といった共用部分の養生が基本となります。それに加えて住居の入り口部分を養生します。

大型の家具や家電など部屋への運び入れに不安があれば、事前に相談しておきましょう。養生資材を追加したり、搬出入の方法を変えるなど引越し業者もいろいろと工夫してくれます。

一戸建ての場合

一戸建ての場合、玄関廻りと階段の養生が基本です。

とくに階段では昇り降りに注意したいところです。ほとんどの戸建て住宅では横幅も決して広くありません。いくら屈強な作業員でも重量級の家具や大型家電の搬出入には手こずる場合があります。荷物を持ち直す中継ポイントを作ったり、足元に滑りづらいマットを敷いたりして壁と床をしっかり養生します。

なぜ養生をプロに任せるのか?

もしあなたが自分で養生して安く済ませようと考えているのであれば、次の2つのことを考えてみてください。

  1. 費用面でのメリットはあるか?
  2. 必要な知識と経験はあるか?

養生資材を自分で手配するとなると意外とお金がかかります。それに上手に養生するにはちょっとした知識と経験が必要になってくるからです。

費用面でメリットはあるか?

安く養生するためにホームセンターなどで調達して古ダンボールを使ったり、床に毛布を敷いたりする人もいますが、プロとしてはあまりおススメできません。やはり、大事な新居への引越しでしっかりと傷や汚れを防止するとなると専用の養生資材を使ったほうが安心です。(とくに、重い荷物を持って毛布の上を歩くのは滑りやすくて危険です)

プロの場合、箇所によって養生資材を使い分けます。なぜなら養生資材といっても壁用と床用では役割も異なるので材質も違ってくるからです。

壁用にはプラベニヤ、プラダン(プラスチック製のダンボール)といった耐久性に優れ、衝撃をやわらげる素材を使ったり、床面には静粛性や滑りにくさに重点をおいて、敷く箇所によって固めのマットや柔らかめの布製キルティングパッドを使い分けたりしています。

これらを費用面で見ていくと、例えば、厚さ40㎜×幅910㎜×高さ1820㎜の壁用プラダンで1枚700円~900円くらいはします。これを10枚使用すると7000円~9000円です。厚さ2.7㎜×幅910㎜×高さ1820㎜の床用養生シートで1枚3000円~4000円くらいです。このほかにも養生資材を固定するテープを用意したり、必要に応じてほかにも、、、なんて買い揃えていくとけっこうな金額になってしまいます。

必要な知識と経験はあるか?

養生で大事なことは、すべての壁や柱などを資材で覆うことではなくて、養生するべきところを理解して養生することです。なぜなら、過剰な養生は資材費用を増やすだけでなく、作業効率を落とす原因にもなるからです。だから、適切な養生を見極めるのがプロとそうでない人の決定的な違いとも言えるのです。

例えば、養生を組む前や養生を撤去するときにも、プラダンのような固い資材の角は壁や床に当てないように周りへの目配りが必要になりますし、テープで固定した養生シートは上手に撤去しないと壁紙やフローリングに剥がし痕を残してしまう場合があります。

なので、もしあなたが引越し会社に勤めていたとか、引越しのアルバイトをしていたというのであれば、そのときの知識と経験を活かして自分でも適切な養生はできるでしょう。でも、まったく初めてで、単に安くしたいという理由であれば自分で養生するのは避けたほうが無難です。

プロに任せたほうが節約につながる

「えっ、無料で養生してくれる? ホント?」

最近では、基本的な養生であれば無料で行なってくれる良心的な引越し業者も増えてきました。

そのような業者の場合、ダンボールやガムテームなどの梱包資材も無料で提供してくれる可能性が高いので、引越し費用の大幅な節約につながります。基本養生以外でもオプションで対応してくれますしね。

だから、費用とスキルの面でみても個人で養生を行うメリットが薄れているのです。

あなたが望む引越しの原点に戻れば

  1. 部屋や荷物に傷をつけずに引っ越すこと
  2. できるだけ引越し費用を抑えること

ではないでしょうか。

じつは最適解はプロに養生を任せてしまうことなのです。

養生で注意するべき点

養生で注意するべきなのは?

養生で注意するべきなのは?

「初めての一人暮らしを始める」

「念願のマイホームを手に入れた」

など新生活への期待が大きいほど、新居に傷を見つけたときは誰もが深く落ち込みます。

なので、業者に養生を頼むときは以下の点を確認しましょう。

  1. どこまで養生してもらえるのか?
  2. どんな養生してもらえるのか?
  3. 養生にかかる費用はどれくらいか?

さらに引越し当日には、あなた自身が以下の点に注意するようにしましょう。

  1. 養生する前の部屋の状態
  2. 養生資材の設置・撤去の状況
  3. 新居(と荷物)の状態を当日中にもう一度確認

養生する前の部屋の状態

退去・入居ともに業者が入る前に傷や汚れがないか必ず点検しましょう。万が一のときに責任の所在を求める根拠になります。とくに新居では気持ちよく新生活が始められるかどうかにも関わってきます。

養生の設置・撤去の状況

撤去時に固定テープの剥がし痕が残ってしまったり、壁紙が傷つくこともあります。その場で立ち会って確認するのがベストです。

新居(と荷物)の状態を当日中にもう一度確認

荷物も運び終わり、作業員も引き上げて、一息つきたいところですがもうひと踏ん張り。

しっかり立ち会って、どんなによく見たつもりであっても、あとから傷を発見することもあります。もう一度、部屋の中を確認しましょう。時間の経過とともに傷の因果関係が証明しづらくなります。万が一、問題を発見したときは、できるだけ早く引越し業者へ連絡しましょう。

仮に、一週間経っていたとしても、ためらわずに相談しましょう。伝えなければ状況は変わりませんし、伝えることで親身に相談に乗ってもらえる場合もあります。

まとめ

もしあなたが引越し費用を節約したいと考えているのであれば、養生はプロに任せましょう。

必要な養生が不足していると、せっかくの新居に傷や汚れがついて、新生活が台無しになってしまいます。これでは安く済ませるはずの引越しがかえって高くつくことになります。だから養生は引越業者にしっかりと行ってもらいましょう。

良心的な引越し業者であれば養生の重要性を理解しているので、どんなに料金の安い引越しプランであっても養生に手を抜くことはありません。それに基本的な養生は無料で行ってくれる業者も増えてきました。(無料といいながら、養生が引越し料金に転嫁されていないか注意しましょう。また料金の安さを理由に養生をカットする業者は避けたほうが無難です)

楽しい新生活をスタートさせるためにも、決して養生に手を抜いてはいけません。