引越しというのは、なにも個人だけに限ったものではありません。
企業や店舗も、必要に応じて引越しすることがあるでしょう。しかし、家庭と会社では、いろいろと勝手が違うもの。もちろん費用も、オフィス移転の場合はいろいろとかかってくるはずです。
保険などもあるオフィス移転の費用は、いったいどのくらい抑えられるものなのでしょうか。また、オフィス移転に対応している格安の引越し業者はどのくらいあるのでしょうか。
この記事の内容
オフィス移転の際にかかる費用
オフィス移転の際には、旧オフィス、新オフィス、引越し自体、社内にそれぞれ費用がかかります。
旧オフィス
旧オフィスにかかる費用は、賃貸料、不用品廃棄料、原状回復料です。
賃貸料は実際の引越し日までではなく、契約の最終日まで払わなくてはなりませんし、オフィスは借りた当時と同じ状態に戻さなくてはなりません。
新オフィス
新オフィスにかかる費用は、保証金等を含めた賃貸費用と、内装工事料金です。場合によっては大規模な工事が必要となるため、格安というわけにはいかないでしょう。
引越し
オフィス移転の際には、引越し業者に支払う料金が必要です。社員のデスクやロッカー等の運搬費のほか、重量物や精密機器など、必要に応じて追加料金が加算されるでしょう。
また、場合によっては什器の組み立て料金等も必要になってきます。
社内
オフィス移転の際には、社内にも細かな出費が必要になります。たとえば、名刺やパンフレット等も新住所で刷りなおさなくてはならないでしょう。
また、引越し作業にともなって出てくる業務の遅れなどによる損失も考えなくてはなりません。
オフィス移転を格安にするコツ
一般的に高額となりがちなオフィス移転の引越し費用ですが、格安に抑えるコツもいくつかあります。
オフィス移転をする際には、期間に余裕をもち、できるだけ費用を抑えられるように計画しましょう。
旧オフィスに居抜きで募集をかける
居抜きとは、そのままの状態で賃貸するということ。居抜きで次の契約者が決まれば、旧オフィスにかかるはずだった原状回復費用を節約できます。
WEBで一斉見積もりをとる
オフィス移転を請け負う引越し業者は数十社あります。WEBの一斉見積もりなら、すべての引越し業者からより条件に合ったところや、格安業者を見つけ出すことができるでしょう。
ただし、あまりにも安すぎる業者は手抜きや必要工程の省略等があるので、口コミ等も含めてしっかりと調査・検討してください。
一社にすべてを任せる
オフィス移転では、旧オフィス、新オフィス、引越しにそれぞれ費用がかかります。
しかし、それぞれを別の内装業者や引越し業者に頼んでは、それだけ費用がかさんでしまいます。
オフィス移転を格安に抑えるコツは、すべてを一つの業者に任せること。オフィス対応の引越し業者では、旧オフィスの調査・確認・回復から引越し完了まで、すべて請け負ってくれるところが少なくありません。加えて、すべてを一つの業者に任せたほうが、費用面だけでなく、旧オフィスのレイアウトや配線への理解から、ソツなく新オフィスを整えてくれるというメリットがあります。
すべてを経費に計上する
引越し費用が直接減額になるわけではありませんが、法人である以上、経費にできるかできないかは重要な問題です。
オフィス移転の場合、かかる費用はすべて経費になりますので、忘れずに計上しましょう。
工事料金や引越し業者への料金はもちろん、引越しに関係のある事務費用や雑費すべてが経費として認められます。
オフィス移転の場合、費用を格安で抑えるためには、引越し業者一社ですべてに対応してもらうことがなによりも大切です。
引越し期間に余裕をもたせて、もっとも信頼でき、もっとも格安で対応可能な業者をじっくり選ぶようにしましょう。