一人暮らしをするときに注意したいところはたくさんありますが、その中でもまずは食生活。
食生活は毎日のことですし、なにより、心身の健康に直結する問題ですからしっかり気を配りたいところです。
では、一人暮らしの食生活は、具体的にはどんなところに注意すればいいのでしょうか。
この記事の内容
一人暮らしの食生活における注意点
健康的な食生活の基本は、三食きちんと食べることと、決まった時間に食べること、栄養バランスを考えることです。
しかし一人暮らしの場合、時間や金銭面の問題から、栄養が偏ったり、夕食の時間が遅くなったりしてしまうケースも多いでしょう。
とくに多い一人暮らしの食生活問題は以下の通りです。
外食や出来合いの惣菜が多くなる
外食や出来合いの惣菜は、保存料や着色料などの化学物質が使われていることも多い上に、大量に調理するため油が痛みやすいです。
また、栄養面でも脂質をたくさん含んだものが多いため、毎日食べる場合は注意が必要です。
同じメニューが続きやすい
一人暮らしで時間がないと、どうしても同じものを選んでしまうというケースも少なくありません。それが一見、栄養バランスのよさそうなものだとなおさらでしょう。
しかし、同じメニューばかりでは、そこに含まれていない栄養素が摂れないままとなり、逆に、多く含まれている栄養素が過剰になってしまうため注意が必要です。
食材が使い切れない
一人暮らしでは、自炊をしても食材を余らせてしまうことが多いでしょう。
その結果、コストパフォーマンスが悪くなったり、そのために月末の食費が圧迫されて栄養価の高いものが摂れなくなったりすることも少なくありません。
一人暮らしの食生活はここに注意!
どんなに食生活に注意しようと思っても、一人暮らしではできることに限りがありますし、なにより、過敏になりすぎてもよくありません。
一人暮らしでは、完ぺきな食生活よりも、不健康にならない食生活を目標にするのがいいでしょう。
可能なかぎり自炊をする
毎日は難しくても、できる限り自炊をしましょう。
自炊なら保存料などの余計な化学物質をとらずに済みますし、油や塩の量を控えめにするなどの工夫ができます。
また、数食分をまとめて作って冷凍しておけば、次回は温めるだけで食べられますし、食材を余らせることもありません。
毎食きちんと野菜を摂る
バランスのいい食生活をしたくても、ビタミンやミネラルなど、細かく栄養素ごとに調べるわけにはいきません。
ですから、脂質と糖質を抑えて野菜を摂ることを心がけるといいでしょう。
脂質とはその名の通り脂(油)のことで、糖質は砂糖等のほか、ごはんや芋。とはいえ、脂質も糖質も適度の摂取は必要なものなので、過剰にならなくても大丈夫。
ごはんの量を減らして、たくさんの野菜を摂る。一人暮らしの食生活なら、この点に注意するだけでじゅうぶんです。野菜は、葉野菜も根野菜も両方食べましょう。
朝ごはんをしっかり食べる
健康的な食生活のためには、朝・昼・夜の三食をきちんと食べることが大切です。
その中でも、とくに大切なのは朝食。朝食をしっかりとって代謝や体温を高めるようにしましょう。
おすすめなのはごはんと味噌汁。ごはんと味噌汁の中には、体内で作り出せない必須アミノ酸9種類がすべて含まれているのです。
また、逆に夕食は軽く済ませるのがいいでしょう。就寝時に胃の中が空になっていると、翌朝までの間に体内時計がきっちりと整えられる効果があります。
まとめ
一人暮らしだと、どうしても食生活は乱れがちです。また、きちんとした食生活は面倒だとか、難しいというイメージをもっている場合もあるでしょう。
しかし、食べ過ぎない、飲み過ぎないなど基本的なことさえ注意していれば、それほど難しいものではありません。たとえば、外食が続く時期でも必ず野菜を摂るようにするなど、できることは必ずあるはず。
最低限のことに注意して、一人暮らしの食生活を組み立てていきましょう。