引越しの際に気になることの一つが電化製品の梱包です。
基本的に電化製品はむき出しのまま引越し業者にまかせることが多いですが、種類によっては自身で梱包したほうがよかったり、事前の準備が必要だったりするものです。
では、電子レンジの場合はどうなのでしょうか。
今回は引越しの際の電子レンジ梱包について、注意点をまとめてみました。
この記事の内容
電子レンジは精密機器
電子レンジは精密機器ですので、とくに振動に弱いです。
そのため、引越し時の注意点としては、できるだけ振動を与えないようにする方がいいのですが、まったく揺らさずに運搬することは不可能ですので、できるだけ電子レンジ本体に振動の影響を与えないように梱包することが大切です。
電子レンジの梱包は可能なら、プロである引越し業者に任せるようにしましょう。
ちなみに引越し業者によっては、梱包していない電子レンジは運んでくれない場合がありますので注意が必要です。
自分で電子レンジを梱包する場合の注意点
電化製品は感電の危険があるため、電子レンジの梱包も必ず水気のない場所で行いましょう。
・電源コードとアース線を外す
アースは外す際にドライバーが必要なこともありますが、とくに力はいりません。ネジを緩め、巻きつけてあるアースを解くだけです。また、まれにアース線がつけられていないケースもありますが、火災や感電を防ぐため、引越し先ではアース線を取り付けることをおすすめします。
・回転皿を取り外す
回転皿があるタイプの電子レンジは、必ず回転皿を取り外しましょう。プチプチなどで厳重に梱包します。
・電子レンジの扉をテープで止める
養生テープで電子レンジの扉が開かないように固定します。
・電子レンジ本体よりも一回り大きいダンボールに入れる
ダンボールに電子レンジを入れたら、周囲にぎっしり緩衝材を詰めます。注意点は、必ず一回り大きいダンボールを使うこと。電子レンジと同じくらいの大きさのダンボールでは、あまり緩衝材が詰められないためよくありません。もちろん、電子レンジ購入時の箱と緩衝材（発泡スチロール）があるなら、それを使ってもかまいません。
・箱に「壊れ物」と記す
電子レンジを入れたダンボールには、「壊れ物（電子レンジ）」と明記しておきましょう。目立つように、白い紙に書き、それをダンボールに貼ることをおすすめします。
引越し先ではすぐに動作確認をする
引越し先に着いたら、すぐに梱包を解き、動作確認しましょう。
万一、引越し作業中に壊れていた場合のために、業者がいるうちに確認したほうがいいです。
ただし、間違いなく引っ越し作業中に壊れたということを証明するためには、引越し前に動作していることを業者と一緒に確認しているか、引越し当日や前日に問題なく動作している動画などの証拠が必要な場合があります。
電子レンジの処分の処分方法
引越しの際に電子レンジを処分したり、買い替えを検討したりすることもあるでしょう。
しかしその際に気をつけなくてはならないのが、電子レンジは粗大ゴミに出せないということ。
電子レンジは家電リサイクル法の対象ですので、自治体の定めた方法で処分しなければなりません。
電子レンジの手間を省く方法もいくつかありますがので、ご紹介していきます。
引越し業者に処分を依頼する
引越しの際に処分をする方法としては引越しを依頼している業者に電子レンジの処分を依頼するのが、手っ取り早く楽に処分ができる方法です。
引越しを依頼している業者に処分をお願いする事で、引越しの荷物の引き取りと一緒に行えるので、手間をかけずに処分ができます。
また引越し業者によっては、買取査定を行っている業者もいますので査定に出してみてもいいかもしれません。
リサイクルショップに売却する
モデルによってはほぼ値段がつきませんが、自治体を通して処分するほどの手間はかかりません。
引越しで出た不用品などと一緒にリサイクルショップに売却してもいいかもしれません。
フリマアプリやネットオークション等に出品する
買い手がついたり、落札されたりするまでに時間がかかりますが、リサイクルショップに持ち込むよりは高く売却できます。
引越しまでに売る事が出来れば問題ありませんが、引越し日までに動きがない可能性がありますし、買い手に発送をする手続きが必要になったりと手間がかかりますので、電子レンジを引越し前に行う処分方法としてはあまり適していません。
買い換える際に相談する
電子レンジを買い換える場合は、店に相談すると古い電子レンジを引き取ってもらえることがあります。
手間があまりかからないようであれば、新しい電子レンジの購入と一緒に古いレンジの引き取りを依頼してもいいかもしれません。
まとめ
電子レンジの梱包は、引越しの際に気をつかいたいものの一つです。
引越し先でも問題なく使い続けるためには、できるだけ振動を与えずに運搬できるよう、梱包にじゅうぶん注意しましょう。
