基本的に引越し料金は「荷物量×移動距離」で決まってきます。
でも同じように引越しをしても安く引越しできる人とそうでない人がいます。一体どうしてそのような違いが起こるのか。
その秘密は引越し見積もりを安くする方法を知っているかどうかにあります。
この記事では一人暮らし(単身者)の引越し見積もりを安くする方法を紹介しています。この方法を知って、あなたもぜひ、お得に引越しをしちゃってください。
この記事の内容
繁忙期を避けて引越しする
基本中の基本ですが、安く引っ越したいのであればできるだけ繁忙期を避けて引越しをしましょう。
引越し料金は入学や卒業、転勤といった季節イベントによって大きく変動します。つまり需給しだい。その供給がここ数年でまったく追いつかない状況になり、繁忙期の引越し料金は上昇傾向にあります。
引越し難民
あなたも聞いたことがありませんか?
じつは引越しサービスだけでなく、運送業界全体でドライバーや作業員の不足が深刻な問題となっています。スタッフ確保のために多くの引越し会社が賃上げなどの処遇改善を行い、人手不足を解消しようとしています。荷物を運ぶ人がいなければ引越しを手伝ってもらえませんからね。これが引越し料金が上昇傾向にある大きな理由の一つです。
だから引越し費用を安く抑えたいのであれば、できるだけ繁忙期を避けて、作業員に余裕のある時期を狙うのが基本中の基本と言えます。
自分で荷造りをする
当たり前ですが、プロに荷造りを頼むと費用がかかります。
だから安く引越したいのであれば、自分で荷造りをしてプロの人件費分を浮かしましょう。さすがに大型家具やエアコン、冷蔵庫などの電化製品は難しいでしょうが、そのほかの荷物はちょっとした荷造りの手順とコツを知っていれば結構簡単にできるものです。
それに引越しは ”断捨離” するのに最高のタイミング。断捨離して運ぶ荷物が少なくなれば、引越し料金は安くなります。(あとで説明する混載便も利用しやすくなりますよ)
それに女性の方であれば、知らない人にプライベートな荷物を見られたくない、触られたくないという人も多いでしょう。
節約、断捨離、プライバシーの保護など、自分で荷造りするメリットは多くありますね。
下の記事を参考にしてせっせと荷造りしてしまいましょう。
不用品を上手に処分する
繰り返しになりますが、引越しは ”断捨離” するのに最高のタイミング。
この機会に不用品を処分してしまいましょう。それも、単に捨てるのではなく不用品買取やリサイクルなどのサービスを利用すれば、不用品を売ったお金を引越し費用に回すこともできます。
不用品を処分する方法は大きく分けて6つあります。
・自治体の粗大ごみ回収サービスを利用する
・リサイクルショップや買取店に引き取ってもらう
・ネットオークション、ネット掲示板などを利用する
・不用品回収業者に引き取ってもらう
・引越し業者に引き取ってもらう
・友人にあげる、寄付する
もし引越しまでの時間がないのであれば、「5.引越し業者に引き取ってもらう」と手間がかかりません。単に引き取ってもらうのでなく、家具や電化製品などを積極的に買い取ってくれる引越し会社を選ぶと引越し費用の節約になります。
お金を払って処分するのと買い取ってもらうのでは大きく違いますからね。
ぜひこちらの記事を参考にしてください。
梱包資材の調達にお金をかけない
さあ次は梱包資材の調達にお金をかけない方法です。
梱包資材の調達には大きく分けて4つの方法があります。
・引越し業者から無料・有料で受け取る
・通販サイトで購入する
・ホームセンターなどで購入する
・ホームセンターなどで使用済みを譲り受ける
このなかでお金をかけないのであれば、「1.引越し業者から無料で受け取る」か「4.ホームセンターなどで使用済みを譲り受ける」になります。
もし使用済みダンボールを使うのであれば耐久性とサイズに気をつけて調達しましょう。新品であってもダンボールの強度や耐久性には規格があります。それに加えて使用による痛みや不均等なダンボールのトラックへの積み込みは運搬時に荷崩れを起こす原因にもつながり、大事な荷物を傷つける可能性があります。
下の記事を参考にして上手に梱包資材を調達してください。
単身者専用パックを利用する
単身者向けの料金パックなどが設定されているのであれば、そちらを上手に利用して節約したいところです。
ただし、単身者専用パック=安いとは限りません。限られた量の荷物をシンプルに運ぶ場合は安くても、梱包資材を買い足したり、オプションサービスをプラスするとかえって割高になったりします。
複数の引越し会社に見積もってもらい、
・本当に自分に合ったサービスであること
・納得できる料金であること(つまり安いかどうか)
をしっかりと確認しましょう。
混載便を利用する(長距離引越しの場合)
じつは引越しや荷物運搬の長距離トラックは常に満載ではありません。
実際、1/2~1/3のスペースは空いている場合が多いのです。このスペースをもっと有効活用出来ないかと考えられたのが ”混載便” です。トラックを1台丸々借りるわけではないので、安い料金で利用することができるようになります。
いわば、荷物の相乗り。この仕組みを上手に利用すればもっと割引してもらえますよね。
作業時間を指定しない
作業時間を指定しない ”フリー便” を利用して引越し料金を安くすることができます。
これは引越し会社のスケジュールに合わせて引越しするので料金が安くなる仕組みですが、引越し会社によっては非常に使い勝手よく設定されている場合もあります。
ちなみにスター引越センターのフリー便は、
・引越し日はお客様が決められる
・作業時間帯は午前中から夕方までの時間帯
・2日前の昼~夕方ごろまでに目安の時間帯をお知らせ
どうですか?
フリーといっても無理な日にちや、早朝や夜中に引っ越すわけでもありません。前もって作業の時間帯がわかるので引越し当日の忙しい時間を無駄にしませんよね。
安くなるうえに、なかなか便利でしょう?
リピート利用する(引越し経験者の場合)
もし、以前にも引越し会社に頼んだことがあれば、そこに問い合わせてみるのも一つの手です。
競争が激しい引越し業界では各社とも利用者を自社に定着させるために必死になっています。そこへ利用実績のあるお客様から相談が入ったとすれば他社に取られるわけにはいきません。目一杯サービスして確実に依頼に結びつけたいと考えるでしょう。
それに過去に利用して満足度が高かったのであれば、新しい引越し会社を開拓するよりも安心して依頼できるのではないでしょうか。
もちろん相見積もりを取るのが基本です。でも、リピート利用の検討は安く引越すための重要な選択肢になるはずです。
一括見積もりサイトを利用する
引越し会社を選ぶのに ”一括見積もり” サイトは非常に便利なサービスです。
所定のフォームに入力するだけで自分の条件に合った複数の引越し会社から見積もり連絡が入ります。なので自分で一社一社調べて見積もり依頼するという手間を省くことができます。
ぜひ上手に一括見積もりを利用しましょう。
ただし、一括見積もりも複数のサイトを調べるようにしてください。というのも、サイトによって登録している事業者や登録数も異なり、紹介される引越し会社が偏る可能性もあるからです。
>基本的な仕組みとして、一括見積もりへ事業者登録するには費用がかかります。資本に余裕のある大手引越し会社であれば複数のサイトへ登録できますが、広告予算が少ない引越し会社では登録できる数も限られてきます。
だからサイトによって紹介できる引越し会社が違ってくるのです。この方法はあまり広告費をかけずにその分、引越し料金を安くしようと頑張る地域密着型の小さな引越し会社が紹介されないことにもなります。安くて優良な引越し会社を見逃さないためにも一括見積もりサイト自体、複数で調べたほうがいいのです。
それとサイトの信頼性の問題。
なかには引越し会社が運営していたり、登録事業者を優遇するサイトもあるようです。
くれぐれも特定の引越し会社へ誘導されないように、運営会社を確認するとともに、複数のサイトを比べて客観的な情報を提供している一括見積もりサイトを選ぶようにしましょう。
ぜひ下の記事を参考にしてください。
値引き交渉する
ある程度の節度は必要ですが、必ず自分の希望は伝えましょう。伝えることで、さらに安くしてもらえたり、値引きは無理でも違ったサービスや粗品をプレゼントしてくれる場合もあります。
友人知人に頼らない
これは見積もりを安くするわけではありませんが、費用を抑えて引越しをするうえでは気をつけたいところです。
友人知人と言えども、タダで引っ越しを手伝ってもらうというわけにはいきませんよね。
作業の途中で飲み物を差し入れたり、引越しが終わったらご飯を振る舞ったり、日当を出したりと結局はお金を出す羽目になります。それに友人知人が引越しの素人ですよね? 仮に、住居にキズを付けられたり、荷物を壊わされたとしても文句を言いづらかったり、弁償をお願いしづらいのでは?
もし友人が重い荷物を持って腰を痛めたり、ケガでもしたら、かえって面倒も増えてしまいます。微妙な空気が流れて、場合によっては人間関係にひびが入ることも。
安く引越すのであれば、徹底的にビジネスライクにいきましょう。たとえ友人から手伝いたいと申し出があったとしても丁重にお断りしましょう。
まとめ
どれも簡単で、すぐにできそうなコトばかりでしたよね?
引越し見積もりを安くしようとすると、単にお金の節約になるだけでなく、お部屋が片付いて気持ちよく新生活を始められたりと大きなメリットがあります。
ぜひ納得のできる引越し見積もりを手に入れてください。