一人暮らしの引越しの場合は、ワンルーム(1R)や1Kからの引越しが多いので、シンプルな引越しとなります。
ファミリーの引越しの場合、少なくとも部屋数が2つ以上の旧居から2つ以上の新居への移動になりますので、段取りなどが大事になりますが、一人暮らしの場合はちょっとした荷造りのコツ等で、作業効率がグッと上がります。
それではいくつか、一人暮らしの荷造りのコツについて紹介していきます。
この記事の内容
一人暮らし引越しのコツ:ダンボールについて
一つ目の引越しのコツはダンボールについて。
基本的にダンボールは引越し業者に用意してもらいましょう。
引越しを依頼した、引越し業者であれば最低限必要なダンボールを無料で届けてくれていて、また引越し業者のダンボールは、引越し用に作られているので、他のダンボールよりも優れている点があります。
引越しのダンボールは強度がある
引越し業者が用意するダンボールは、荷物を運搬するのに十分な強度があります。
丈夫で破れづらいので、運んでいる途中で荷物にダメージを受ける可能性を減らしてくれます。
安く引越そうとしてスーパーなどでダンボールの調達を考える人もいますが、なるべくなら避けたいところです。
飲み物を運んでいたようなダンボールはまだしも、スナック菓子やボックスティッシュのような軽いものを運んでいたダンボールはあまり強度がありません。
重さのある荷物を入れると底抜けしたり、破けてしまったりと最悪の事態を招く恐れがあります。
また以前に引越しで使ったダンボールを使う方もいますが、ダンボールが劣化している可能性がありますので、なるべくダンボールは、その時の引越し業者が用意してくれる物が好ましいです。
引越し業者のダンボールは種類が限られている
引越し時に荷物が広がらない様にするコツとしては、ダンボールのサイズをある程度揃える事が重要です。
ワンルームの一人暮らしであれば、荷造りしたダンボールに取られるスペースを最小限にしたいですよね。
サイズが揃っていれば、けっこうコンパクトにまとめられるものです。
それに整然とダンボールを積み上げていけば小さなトラックでも、無駄なく運搬できるし荷崩れも起こしづらくなります。
引越し業者にダンボールを依頼すれば、基本的にはサイズは揃っていて、ても3種類ほど。デッドスペースを無くすためにもダンボールのサイズは揃えるようにしましょう。
ダンボールの中の荷物を分かると様にする
引越し後に荷ほどきが楽になるコツは、ダンボールの中の荷物を書く事です。
ダンボールの中身が一目でわかると、荷造りや荷ほどきの効率アップにつながります。
ワンルームの場合、運び入れたダンボールのすべてを荷ほどきして、中身を確認してから何をどこへ収めようと荷物を割り振っていくと、ものすごい時間がかかってしまいます。
その為、日常生活ですぐ使うものから順番に荷ほどきして、収めるところに収めていったほうが早く片付きますので、ダンボールの中身が一目でわかるのは、とても大事なのです。
でもダンボールの余白部分に適当に荷物名を書き込んだり、上から荷物シールを貼るのは意外と不便です。
ダンボールを積み重ねていくとものすごく見えづらくなります。
それなら、複数個所に荷物名を書き入れる仕様のダンボールを使ったほうがだんぜん便利です。
スターマン
これならどこから見てもダンボールの中身がわかるし、何より引越しが楽しくなること間違いないね!
引越しの荷造りの道具を用意するコツ
引越しには荷造りの道具が必要になります。
なので必要な道具はあらかじめ用意しておきましょう。このとき、少し多めに用意しておくのがコツです。
そうすることで引越しの荷造りの途中で、足りない道具を探し回ったりする時間のロスを防げます。
スターマン
・カッター/はさみ
・ガムテーム
・新聞紙やクレープ紙など緩衝材
・セロハンテープ/ビニールテープ
・マジックペン/フェルトペン
・輪ゴム/クリップ/ビニール袋
・工具類(自分で家具など分解するのであれば)
ダンボールを用意してくれる引越し業者であれば、そのほかの梱包資材も揃えている場合があります。
ぜひ相談してみてください。
荷造りする順番のコツ
基本的な順番は、『普段使わないもの使うかもしれないもの』、『普段使うもの引越し直前まで使うもの』になります。
開梱はこの逆ですね。
このとき、引越し直前まで使ったものは最後に一つのダンボールにまとめて荷造りするのがコツです。
というのも、最低限の調理器具とか食器類、歯ブラシや化粧品、スマホの充電器など「直前まで使っていたもの」は、新居で「すぐに使うもの」になる可能性が高いからです。
ジャンルごとに荷造りしようすると、調理器具をまとめたダンボールを開けたままにしていたり、洗面用具や浴室廻りのダンボールを開けたままにしていたり、荷造りの終わらないダンボールを増やすことになります。そうなると余計に場所を取ったり、引越し作業の効率を落とすことにつながります。
一人暮らしであれば、たいてい「直前まで使っていたもの」は一つのダンボールにまとまります。
「すぐ使うもの」とダンボールに書いておいて、新居に着いたらすぐに取り出せるようにしましょう。
荷造り状態のダンボールを保管するコツ
荷造りを始めると立体的なダンボールが少しずつ増えていきます。
だからと言って、あちらこちらに積み上げていくと引越しするまでの間、生活の邪魔になるし、どこまで荷造りが終わっているのか、わかりづらくなります。
部屋数があれば一時的に荷物置き場を作ることもできますが、ワンルームではそうもいきません。だから荷造りの終わったダンボールから荷物名が見えるように向きを揃えて一カ所にまとめていきましょう。
ワンルームこそ活かしたい引越しのコツです。
引越しの不用品を処分するコツ
引越しは「断捨離」するのに絶好のタイミング。
引越し時の不用品処分のコツは、十分な時間を取るということ。
不用品の処分には意外と時間がかかるので気をつけましょう。日々の生活が忙しいのであればなおさら、引越しの2週間前には「断捨離」に取りかかりましょう。
ほとんどの場合、ゴミの回収日は決まっています。回収日の少ない資源ゴミなどは早めに処分する必要があります。
回収のタイミングを逃してしまうと新居までゴミを運ぶことにもなりかねないので気をつけましょう。
一般的な不用品を処分する方法は、
・自治体の粗大ごみ回収サービスを利用する
・リサイクルショップや買取店に引き取ってもらう
・ネットオークション、ネット掲示板などを利用する
・不用品回収業者に引き取ってもらう
・引越し業者に引き取ってもらう
・友人にあげる、寄付する
になります。
忙しくて動けないとか、引越しまで時間がないのであれば引越し業者に相談してみましょう。
引越し業者のなかには不用品の回収や家具、電化製品などの買い取りサービスを行っているところもあります。そのような引越し業者に相談すれば、たいていのことが一回で済んでしまうし、引越し費用の節約にもつながります。
まとめ
こうやってみると、一人暮らしの引越しで作業効率を上げるコツは荷造りと荷ほどきにあるというのがわかりますね。一人暮らしというシンプルな引越しだからこそ、このコツが確実に効いてくるのです。
それに、この「基本」をおさえれば、ファミリー引越しにも「応用」できますよね。
この記事があなたの新生活に役立つことを願っています!