全72アイテム(サイズ違い含む)のカレーがラインナップする、無印良品のレトルトカレー。テレビなどで紹介され、話題にもなっています。そこで、人気ナンバーワンの「バターチキンカレー」や最近注目の「キーマカレー」、個性的なカレーなど5つをピックアップして食レポします。
「バターチキン」と「キーマ」
6月〜7月に無印良品が行ったレトルトカレーの人気投票で1位になったのが、「バターチキン」。そして「キーマ」が3位にランクインしました。2位は「グリーンカレー」でしたが、タイカレーは変わり種メニューを見つけたので、後ほどそちらを紹介します。
バターチキンカレーというと、クリーミーで甘めのイメージがありましたが、無印良品の「バターチキン」は、トマトの酸味がさわやかな味わいです。こってりしたものより、さっぱりめのものが食べたい熱い日にもぴったり。さらに、チキンもゴロゴロと入っていて、たべごたえ抜群です。
「キーマ」は辛さが舌に残るくらいスパイシーで、しょうがの香りが立っています。最近人気のスパイスカレーが好きという人も、気に入りそうなレトルトカレーです。パッケージによると「にんにくと生姜の風味がきいた挽肉にガラムマサラを加え、香り高く仕あげました」とのこと。北インドのキーマカレーをイメージしているそうです。
どちらも180g入りで、「バターチキン」は350円(税込)、「キーマ」は290円(税込)です。
「チャナマサラ」「シチリアレモンのクリーミーチキン」「パラックパニール」
小さめサイズのレトルトカレーからは、ひよこ豆のカレー「チャナマサラ」とヨーロッパ感のある「シチリアレモンのクリーミーチキン」、ほうれん草とカッテージチーズの「パラックパニール」を選んでみました。
「チャナマサラ」はさすがレトルトという感じで、豆がやわらかくて食感がいいです。まずトマトの酸味があって、後味にスパイスの苦味を感じるところが本格派といった印象。
「シチリアレモンのクリーミーチキン」はチーズっぽい風味で、少し甘め。カレーというよりはスパイスの効いたチキンのクリーム煮という感じで、ごはんにかけるとドリアのような味わいです。カレーが食べたいときには微妙だけれど、料理としてはおいしいです。
「パラックパニール」は、チーズが入っているからか、塩分が強めでちょっとしょっぱい気がします。小さめサイズなので、普通の量のごはんやナンと合わせたらちょうどいいかもしれません。チーズはちょっと弾力があって、最初は驚くけれど、食べているうちにクリーミーさをカレーにプラスしてくれます。
いずれも90g入りで、「チャナマサラ」「シチリアレモンのクリーミーチキン」が190円(税込)、「パラックパニール」が250円(税込)とお手頃価格。一人暮らしなら、1食1つでも足りそうですし、2人で3、4種を食べ比べするのも楽しそうです。
「プーパッポン(蟹と卵のカレー)」
タイ料理のプーパッポンカリーは本来炒め物ですが、こちらはタイカレーくらいのシャバシャバ感で、レトルトカレー用にアレンジされているみたいです。
とにかく、かにみその風味がすごくて、シャバシャバ感に対して濃厚な味わい。具には、卵と玉ねぎ、カニの身も入っていて贅沢感があります。玉ねぎのシャキシャキとした食感がアクセントになって、飽きずに食べられる感じ。こちらは贅沢な具材を使っているからか、少々お高めの180g480円です。
このほか、食べ尽くせないくらい豊富な種類のレトルトカレーがあるので、気になったものをぜひ試してみてください。