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引越しでストーブを運ぶ際には事前にするべき注意点がある

引越しの際、梱包に注意したいものはたくさんあります。

その中でもストーブは、その使用方法から、引越しの際には梱包以外にもいろいろなところを確認、注意したいものだといえるでしょう。

では、具体的にはどういった部分に注目すればいいのでしょうか。

石油ストーブは運搬拒否される場合がある

ストーブの中でも、とくに注意したいのが石油ストーブ、石油ファンヒーターです。
たいていの引越し業者では、危険物は運搬できないと定められているため、これを理由に荷受けを拒否されることがあるのです。

灯油タンクを空にしておく

引越し業者は、危険物は運搬してくれません。しかし、この危険物にあたるのは灯油であり、ストーブ本体ではないのです。
そのため、ストーブの引越しの際になによりも大切なのは、灯油タンクを空にしておくこと。一番いいのは冬の間にきちんと灯油を使いきっておくことですが、残ってしまっていた場合は適切な方法で処分しましょう。
残った灯油は、ガソリンスタンドや灯油販売店に持ち込めば処分してくれます。

ストーブは運搬時にほかの荷物を汚す

灯油タンクを空にし、無事に引っ越しトラックに積むことができても、まだ安心はできません。
なぜならストーブは振動にとても弱いから。運搬時の振動で液漏れ、つまり中に残っている灯油が漏れてまわりの荷物を汚してしまうことがあるのです。
これは、灯油タンクを空にしたつもりでも同じ。タンクの底や、複雑なつくりの受け口付近に少量の灯油が残ってしまうことは少なくありません。
もしもこの灯油が液漏れを起こし、自身の荷物だけでなく引越し業者のトラックを汚してしまった場合、責任を問われることになるでしょう。

・液漏れの不安をなくすためには、灯油を完全に使い切ることが大切。それには空焚きが有効です。
空焚きとは、ストーブが自然に消えるまでつけておくこと。この状態になれば、タンクは完全に空になったといえるでしょう。
また、残った灯油はガソリンスタンド等に持ち込んで処分しなければなりませんが、布に染み込ませられる程度の量なら可燃ごみとしての処分が可能です。
そのため、タンクの受け口を丁寧にぬぐう等で液漏れを防ぐのもいいでしょう。

石油ストーブの梱包

運搬時の故障や液漏れを防ぐためにも、ストーブは梱包必須です。
まずは、電池を抜きましょう。
そして、灯油注入口にキッチンペーパーや布を詰め、万が一の液漏れを防ぎます。
そのあとはビニール袋にいれて口をしっかりふさぎ、ダンボールに入れてください。その後、故障を防ぐために、本体とダンボールの隙間に緩衝材を詰めましょう。

電気ストーブの梱包

電気ストーブの場合、石油ストーブのような手順は必要ありません。
しかし、振動に弱いことにかわりはないので、引越しの際はしっかり梱包するようにしましょう。
エアキャップ(プチプチ)にくるむか、ダンボールに入れて本体との隙間に緩衝材をしっかりと詰めます。

ガスストーブの場合

梱包の点では、ガスストーブも電気ストーブと同様です。
しかし、集合住宅ではガスストーブを禁止しているところが多いので、アパートやマンションに引っ越す場合はあらかじめ規約を確認するようにしましょう。

FF式石油ストーブの場合

FF式の石油ストーブは、取り外しも設置も業者に依頼するようにしてください。
取り外しは説明書に記載されている場合もありますが、設置はほぼずべてのメーカーで業者に依頼することが求められています。

ストーブは、石油(灯油)タイプのものを使用している場合のみ、注意が必要です。
とはいえ、灯油を空焚きまでして使い切るようにすれば、それほど面倒はありません。引越しの際にあわてずに済むよう、毎年春が来るタイミン