「現在のオフィスが手狭になった」「便利なところに移転したい」などの理由からオフィス移転を検討している方もいるのではないでしょうか。
オフィス移転は、拠点の移動にとどまらず、企業の経営課題を解決するのにも有効な手段です。そこで今回は、オフィス移転で改善できる経営課題や、移転時の注意点について解説します。
この記事の内容
オフィス移転で改善できる経営課題とは?
オフィス移転は、複合的に企業課題を解決できます。オフィス移転を機に、自社の課題を明らかにしましょう。この項目ではオフィス移転で改善できる経営課題について紹介します。
離職の防止
従業員が働きにくい環境は、離職につながります。
特に立地は重要です。駅から遠くアクセスが悪かったり客先から遠かったりすると、営業効率の低下、通勤時間の増大につながり、従業員エンゲージメントに悪影響を及ぼすおそれがあります。
従業員の働きやすさを考慮し、利便性の良い場所や人気のエリアに移転・整備することで従業員の満足度を上げられれば、離職を抑えられるでしょう。
優秀な人材を確保できる
オフィスの内装やデザインは、採用にも影響があります。オフィスが暗い印象だったり、古い建物だったりすると、就職先の選択肢から外れるでしょう。
企業イメージに合っており、明るく働きやすそうな空間作りができれば、面接へ来た人に「ここで働きたい」とポジティブな印象を与えられます。結果として、優秀な人材確保にも役立つのです。
従業員のモチベーション向上が可能
コミュニケーションが不足している、生産性が低いなどの課題は、働きやすいオフィスレイアウトに変えることで解決可能です。
集中できる個室ブースや気分転換が可能なリフレッシュスペース、カフェなどを設ければ、従業員のストレス緩和が期待でき、生産性の向上も見込めます。
また、従業員同士のコミュニケーションを活性化させ、他部署との摩擦の軽減や部署を超えたアイディアが誕生するなど、組織の活発化も望めるでしょう。
多様な働き方を実現するためにテレワークやフリーアドレス・ABWを導入する企業も増えました。必要なオフィススペースも変化しているため、スペースの有効活用を検討すると良いでしょう。
経費削減できる
家賃を下げることで毎月の固定費を削減できます。
家賃以外にも光熱費や通信費、消耗品の購入費用などがありますが、大きな割合を占めるのは家賃でしょう。移転で家賃を下げられれば、大きくコストをカットできます。
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オフィス移転で起こりうる課題と解決策
オフィス移転は課題解決に役立つ一方で移転により新たな課題が発生する可能性もあります。ここからは、移転にともなう課題とその解決策を紹介します。
モチベーションが下がる従業員もいる
オフィス移転によって、モチベーションが下がる従業員もいます。例えば、以下のような理由で、移転を好ましく思わないからです。
- 旧オフィスのほうが雰囲気に馴染めた
- 新オフィスになって通勤距離が伸びた
- オフィスにコストをかけるなら、給料を上げてほしいと考えている
このような従業員のモチベーション低下を回避するには、移転理由や移転によるメリットを十分に説明し、理解を進めることが大切です。また、通勤時間の増加は従業員のライフスタイルにも影響することなので、移転時期も早めに伝えましょう。
オフィス移転後に従業員からよく出る不満と対処法については、以下の記事で説明しています。
オフィスの維持コストが上がってしまう
働きやすいオフィスを実現するための好立地への移転や、休憩室などを作るために広いスペースを要したためなどの理由から、以前より家賃が上がってしまうことも少なくありません。
業績が悪化した場合、家賃などの固定費は経営を大きく圧迫します。家賃は再び移転しない限り下げることは難しいため、オフィス移転は身の丈にあった予算内で行うことが大切です。コストを節約するために、出勤を週50%にするなどの施策も有効です。
会社規模にあったオフィスの選び方は、以下の記事で説明しています。
【オフィス移転】オフィスの選び方とは。失敗しないためのポイント
まとめ
オフィス移転により解決できる課題は、人材確保やモチベーション向上など数多くあります。優先して解決したい課題を軸に、移転計画を進めましょう。
また、移転により新たな課題が発生することも考えられるので、その対策を取っておくことも忘れないでください。