会社のオフィス移転(引越し)をする場合、会社によって、その移転理由は様々です。
あなたは、他の会社がどんな理由で、オフィス移転(引越し)しているのかに興味はありませんか?気になりますよね?
また、もし、あなたの会社も近い将来、オフィス移転(引越し)を考えているのなら、移転を決める前に、他の会社がどんな理由でオフィス移転(引越し)をしているのかを見てみることで、事前にしなくてもいい失敗を防げるかもしれません。
この記事の内容
- 1 他の会社のオフィスの移転理由の情報源は?
- 2 オフィス移転(引越し)の直接的な理由、きっかけとなった「13の理由」
- 2.1 1.オフィスの賃貸借契約の満了等に伴って
- 2.2 2.オフィスの損傷・老朽化等に伴って
- 2.3 3.オフィスが手狭になったから
- 2.4 4.オフィスの余剰スペースが生まれたから
- 2.5 5.公共事業等に協力することになったから
- 2.6 6.ビルの竣工に伴って
- 2.7 7.事業の譲受・合併等に伴って
- 2.8 8.組織体制の変更等に伴って
- 2.9 9.親会社の移転等に伴って
- 2.10 10.業容の拡大に伴って
- 2.11 11.人員増に伴って
- 2.12 12.インフラの整備等に伴って
- 2.13 13.支援制度等に伴って
- 2.14 「スター引越しセンター」が手がけたオフィス移転(引越し)の理由で、最も多かった3つの理由を紹介します。
- 2.15 第1位:圧倒的多数!会社の移転理由は手狭になったから
- 2.16 第2位:業務縮小のため!家賃が高くて毎月の支払いが困難に
- 2.17 第3位:会社の営業戦略上、好立地に会社を構えたい
- 3 まとめ
- 4 追伸
他の会社のオフィスの移転理由の情報源は?
でも、そもそも、他の会社のオフィスの移転理由なんて、どうやって調べればいいんでしょうか?
そう思って、インターネット上を調べていたら、こんな調査結果を発見しました!
↓↓↓
http://www.minto.or.jp/print/urbanstudy/pdf/u58_09.pdf
ここに書かれている内容をザッと要約しますと、このような調査です。
■誰が?・・・都市研究センターの主任研究員
*都市研究センターって何?(一般財団法人ですね)
http://www.minto.or.jp/about/introduction.html
■いつ?・・・平成25(2013年)7月から平成26年(2014年)3月まで
■どこで?・・・検索エンジン上で
■何をした?・・・「事務所」「営業所」「事業所」「オフィス」「本社」と、それぞれ「移転」「新設」「開設」を組み合わせて、かつ、「お知らせ」として、インターネットを利用している事業者に関する情報のうち、平成19(2007)年4月1日から平成26(2014年)3月31日までの間に行われることとされたオフィス移転等に関する情報を収集した
かなりマニアックな調査ですね(笑)
この調査の中でも触れてますが、これらは事業者自ら発信している情報のため当然、事業者が言いたいことだけが書かれています(世間には言えない本当の理由は当然、書いていません)
でも、本当の理由はなんであれ、事業者自らがインターネットを通じて、世間に向けて発信している情報を参考にすることは、あなたの会社のオフィス移転(引越し)を考える上でも参考になると思いますのでこれから、この調査結果をもとに、世間のオフォス移転(引越し)の理由を見ていきたいと思います。
オフィス移転(引越し)の直接的な理由、きっかけとなった「13の理由」
この調査結果ではア)などの記号で記載されていますが、ここではもっと理解しやすいように数字で、そして、分かりやすい言葉で改めて、分類し直したいと思います。
1.オフィスの賃貸借契約の満了等に伴って
これは現事務所の定期建物賃貸借期間が満了したという理由になります。
例えば、下記のような理由になります。
- インキュベーション施設の使用期限
- 現社屋の譲渡・売却
- ビルオーナーの所有権移転
- 入居商業施設の閉店
- 入居ビルの建替え・取壊し
- 入居ビルの増築工事・耐震補強工事
このオフィス移転(引越し)理由は、どの会社にも起こりうるものなのではないでしょうか?
意図せず、オフィス移転(引越し)する羽目にならないように、日頃から注意して情報を収集・管理しておきましょう。
2.オフィスの損傷・老朽化等に伴って
これは東日本大震災などの天災が起こった時に起こりうることになります。
社員の安全を守るために、現社屋の耐震性などをチェックしておくこともよいかもしれません。
3.オフィスが手狭になったから
オフィスの移転理由では、この理由が最も多いのではないでしょうか?
オフィスが狭い場合、直接的に社員の仕事の生産性に影響を及ぼしますので、人員計画・備品計画などを日頃から厳しく管理して、将来のビジネスの拡張に伴う、組織体制の拡張に備えておきましょう。
4.オフィスの余剰スペースが生まれたから
これは、手狭になったことに伴うオフィス移転の逆の理由になります。
社員の離職などに伴って、オフィスの稼働率が低くなった。もったいないので、もう少しコンパクトなスペースで十分といった理由になります。
広いスペースで仕事ができることは魅力的ですが、それに伴って家賃も高い状態なのであれば、もう少し家賃を抑えられるコンパクトなオフィスに引っ越すのも手かもしれません。
5.公共事業等に協力することになったから
この理由は例えば、下記のように行政が災害時の避難・輸送路の確保するための整備をするために立ち退きを余儀なくされるケースになります。
- オフィスの前面道路の拡幅
- バイパス道路の整備事業に伴う拡幅
- 周辺地区の再開発により、商店街が全て移動する計画になった
- 市街地再開発事業・土地区画整理事業による建替え
この場合は仕方がないので、行政と交渉して、自社にとって不利にならない計画でオフィス移転を計画していきましょう。
6.ビルの竣工に伴って
この理由は例えば、自社ビルの取得、オフィスビルの購入などの理由になります。
社員にとってみれば、胸が踊るような移転になるはずですので、その勢いを削がないように、慎重かつ確実にオフィス移転を計画していきましょう。
7.事業の譲受・合併等に伴って
この理由は必ずしもオフィス移転を伴うものではありませんが、2つの文化の違う会社が一緒になって相乗効果を高めることが狙いにありますので、オフィスは一緒にするという判断・決断を行うことは合理的なことであると考えられます。
8.組織体制の変更等に伴って
組織体制の変更に伴うオフィス移転は例えば、下記のような状況になります。
- グループ組織の編制・変更・改編
- 子会社の設立
- 営業体制の変更
- 営業地域の管轄見直し
9.親会社の移転等に伴って
この理由は親会社の移転に伴って、小会社も一緒についていくことに伴うオフィス移転になります。
10.業容の拡大に伴って
この理由は、下記のようなビジネスの成長に伴って、発生してきます。
- 業容の拡大、事業規模の拡大
- 業務の拡張・拡大・増加
- 受注増加、需要増加、案件の増加
- 顧客数の増加
- 既存顧客の拡大と新規案件の引き合い増加
- 国内需要の拡大
- 新規事業の開設
- 新しい地域における新規需要の取り込み
11.人員増に伴って
この理由は社員・契約社員・アルバイトなどのスタッフが増えたことによるオフィス移転になります。
「オフィスが手狭になったから」という理由に共通するものがあります。
12.インフラの整備等に伴って
この理由は例えば、空港や駅などの大型インフラ整備などの決定に伴うオフィス移転になります。
この場合も仕方がないので、行政と交渉して、自社にとって不利にならない計画でオフィス移転を計画していきましょう。
13.支援制度等に伴って
この理由は、企業立地促進条例などの行政の支援制度に伴って、税制やその他の支援制度など、企業にとって有利な条件を享受するためのオフィス移転になります。
いかがでしょうか?
世の中のオフィス移転(引越し)の理由を細かく見ていくと、オフィス移転(引越し)というものは他人事ではなく、いつでも自分たちの身に起こる可能性がある出来事であると感じられるのではないでしょうか?
「スター引越しセンター」が手がけたオフィス移転(引越し)の理由で、最も多かった3つの理由を紹介します。
さて、最後に「スター引越しセンター」がこれまで、実際に見てきたオフィス移転状況の中で、最も多かった移転理由を3つご紹介します。
第1位:圧倒的多数!会社の移転理由は手狭になったから
会社の移転理由として、最も多かったのは「会社が手狭になったから」という理由です。
会社の業績が伸びて、業務内容が増え人数が増えると、必然的に社内は狭くなります。
一般的なデスクワークのみの場合は、デスクの奥行きは60cmで十分ですが、モニターが21cm以上の場合は、80cm以上ないと視距離が取れず作業効率が低下すると言われていることをご存知ですか?
そんな科学的な理由はさておいたとしても、デスクの広さを確保しようとすると、通路が狭くなったり、社内の余裕のスペースが失われてしまいますよね?
会社の中の空間というのは、業務上において従業員の精神面や効率化に直接影響するため、事業拡大に伴う人員の増加をする場合、なるべく早急に業務環境を整えることが求められます。
そのため、会社が手狭になったと感じたらすぐに会社移転を考える人が多いようです。
第2位:業務縮小のため!家賃が高くて毎月の支払いが困難に
これは、先の調査結果には出てこない裏のオフィス移転理由ですね。
会社移転の中には、業務縮小のために移転を考える場合も少なくありません。
客先が倒産、顧客の減少など、なんらかの理由で収益が減った場合に、これまでと同じ家賃の支払いができず、移転の必要が出てくるのです。
他には、非常に人気の高い土地やオフィスビルだった場合、地価の急騰やオーナーの意向で、これまでよりも家賃が引き上げられ支払えなくなるパターンもあるようです。
会社移転と聞くと、業務が上手くいっており、規模が大きくなるのだと思ってしまいがちなので、実は必ずしも前向きとは言えない理由があることも知っておきましょう。
第3位:会社の営業戦略上、好立地に会社を構えたい
3つ目に多かったのは、立地が良い場所への会社移転です。
例えば、若い女性向けのアパレル会社であれば、代官山や表参道、青山などに会社を構えた方がブランド力をアップすることができますし、会社のイメージアップにもつながります。
特に営業系の会社の場合、会社の立地というのはとても重要になり、顧客の信頼を獲得するための一つの重要な戦略となっています。アフターフォローや営業担当者の提案力が利益の源泉となっている会社はなるべく、顧客に近い場所にオフィスを構えることが競争の源泉になります。
まとめ
会社が移転をするきっかけは様々です。
でも、その様々な理由を詳細に見ていくと、表の理由、そして、裏の理由があることが分かります。
どちらの場合においても、会社の規模や今後の業績に見合った「賃貸オフィス選び」が大切になることは言うまでもありません。
追伸
最後に、私たちのPRをさせてください(笑)
私たち「スター引越しセンター」は会社の移転(引越し)を多く手がけてきました。
そして、その裏にある数多くの人間ドラマにも寄り添ってきました。
時には笑い、時には泣いて、新天地での健闘のきっかけを見送って参りました。
私たちは、会社の移転(引越し)理由がどんな理由であれ、それが今後の会社の明るい未来につながることを願っています。
会社の引越しについてのご不明点や、コストを抑えたいなどの具体的なご相談は、「スター引越しセンター」にいつでもお気軽にご連絡ください。
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